ニキビの段階ごとの症状とケア方法
目次1 ニキビができる原因2 ターンオーバーとニキビ3 皮脂トラブルとニキビ4 ニキビの段階4.1 1) 白ニキビ<初期段階>4.2 2) 黒ニキビ<酸化>4.3 3) 赤ニキビ<炎症>4.4 4) ニキビ跡5 さいごに […]
「ニキビ」とは、前額部(おでこ)、
頬、口の周り、下あごなどにできる発疹をさし、
おもに思春期から青年期にかけてよくみられる症状です。
この発疹は、毛穴に皮脂がたまり、
出口が炎症を起こして小さく隆起したもので、
すぐに治ってしまう軽いものから、
ニキビ痕として跡を残してしまう
重症のものまで多くみられます。
一般的に、思春期にできるものが「ニキビ」、
大人になってからできるものが「吹き出物」
といわれることがあるようですが、
両者の区別はなく、実は同じものなのです。
どちらも「尋常性ざ瘡(じんじょうせいざそう)」
という皮膚の病気の通称をいいます。
胸や背中の中心部などにできることもありますが、
背中など体にできるものは、
「毛のう炎(毛包炎)とよばれる
皮膚の症状の場合があり、対処方法が異なるようです。
こちらでは、ニキビができやすい原因を、
箇所別に解説していきます。
ニキビの原因はさまざまあります、
大きな要因は次の3つに分けられます。
1.毛穴の閉塞
2.皮脂の過剰な分泌
3.「アクネ菌(※)」というニキビの元となる菌の増殖
によるものが主な原因と言われています。
肌は、約6週間のサイクルで角質がはがれおちて、
新しい皮膚細胞に生まれ変わる
「ターンオーバー」を繰り返すと言われています。
通常、皮脂は毛穴から汗とともに
排出されていきますが、
ターンオーバーがうまくいかなかった場合、
毛穴の角質が厚くなり、
毛穴の出口が塞がれ、皮脂が詰まっていきます。
そうすると、皮脂を栄養源にしている
「アクネ菌(※)」が過剰に増殖し、
炎症を起こして発疹ができ、
これがニキビとなっていきます。
角質の肥厚のみならず、
皮脂が過剰に分泌しすぎると、
やはり毛穴を塞いでしまうため、
ニキビの原因となるようです。
※アクネ菌…常に皮膚に存在しており、
皮膚の健康に関係するといわれる細菌のひとつです。
空気があると生きられない(嫌気性細菌)ため、
毛穴の奥などに存在していて、
皮脂や汚れを栄養源として増殖します。
鏡を見たら、おでこがテカっていることはないですか?
これは、テカリのもととなるあぶら、
つまり”皮脂“を分泌する皮脂腺が
おでこに多く集まっているために起こります。
通常、皮脂は皮膚の表面を覆うことで、
乾燥や菌の増殖から皮膚を守るはたらきがありますが、
皮脂腺から皮脂が過剰に分泌されると、
毛穴に詰まり、にきびの原因になってしまいます。
さらに気をつけたいのが、
おでこに触れる髪の毛。
実は、髪には汚れやホコリが多くついていて、
その汚れがにきびを悪化させる
アクネ菌の栄養源になります。
また、シャンプー、整髪剤などのすすぎ残しも
同様にアクネ菌の栄養源になるので、
炎症が起こりやすくなってしまいます。
実は、こめかみ部分は
刺激を受けやすい場所なんです。
「こめかみにきび」が起こる原因の
ひとつとして考えられているのが、
皮脂や汚れの詰まり。
こめかみは、皮脂腺というものが
集まっていて、皮脂の分泌が盛んな場所です。
また、こめかみも髪の毛が触れることが多いため、
髪についたホコリや汚れ、雑菌、
さらにシャンプーやスタイリング剤などの
残りも毛穴に入り込んでしまうため、
にきびが悪化しやすい場所でもあるんです。
皮脂の分泌が盛んに行われているこめかみなのですが、
ストレスが溜まっていたり、疲れていたりすると、
さらに皮脂の分泌が過剰になってしまいます。
ホルモンバランスが乱れてしまうと、
皮脂の分泌に影響を与えてしまい、
乱れることで皮脂の分泌を過剰にしてしまうのと一緒に、
肌のターンオーバーも乱れてしまうんです。
ターンオーバーが乱れてしまうと、
皮膚のいちばん外側にある角質が厚くなってしまい、
皮脂が詰まりやすくなって、
にきびができやすくなってしまいます。
広い頬のなかにできてしまうと目立ってしまうし、
メイクもしづらくなるので早く治したいものですよね。
頬は、顔のなかでも皮脂の分泌量が少なく、
肌を守る皮脂膜がつくられにくい場所となっています。
そのため、水分が蒸発しやすく、
とても乾燥しやすいところといわれているんです。
過剰な皮脂分泌が原因でできるにきびですが、
実は乾燥もにきびの原因となってしまうようです。
また、頬はファンデーションや
チークなどをのせるので、
毛穴に残ったメイク汚れが皮脂と混ざり合って、
アクネ菌の栄養源となってしまいます。
アクネ菌が増えてしまうと、
炎症が引き起こされてしまい、
さらに炎症が悪化してしまうと、
ボコボコとクレーターのような
にきび跡にってしまう可能性もあります。
「頬にきび」はホルモンバランスも影響しています。
ストレスや睡眠不足、疲れなどによって、
簡単にホルモンバランスは乱れてしまいます。
ホルモンバランスが乱れると、
皮脂分泌が過剰になってしまい、
にきびの原因になるため、
頬が触れる枕やシーツなどの
寝具についた雑菌にも注意が必要になります。
雑菌によって、炎症が起こりやすくなり、
にきびを悪化させる可能性が
高くなるため注意しましょう。
顎周りは目立つので、
にきびができてしまうと気分が下がりますよね。
気になってしまい、ついつい触ってしまうと、
治りづらくなることもあります。
顎の周辺は汗腺が少なく、
乾燥しやすい場所なんです。
その一方で、皮脂腺が多くあるため、
皮膚の水分不足を補おうとして、
皮脂分泌が過剰になってしまいます。
そうなると、毛穴に皮脂が詰まりやすくなるため、
意外とにきびができやすい場所なんです。
また、炎症が起こって
症状が悪化しやすいといわれる場所といわれており、
一度にきびができてしまうと、治りづらかったり、
再発しやすかったりする場合があるようです。
背中にできたポツポツとしたにきびが気になって、
水着や背中のあいた洋服が
着られないということはないですか?
背中は皮脂腺が多いこと、汗をかきやすいこと、
顔などに比べて皮膚が厚いことなどから、
皮脂が毛穴に詰まりやすく、
にきびができやすいといわれているんです。
また、背中ににきびができていても見えないために、
痛くなってから気づくことも多いと思います。
炎症が進んでしまっている場合、
症状が長引いてしまう可能性も高く、
このように、「背中にきび」は
一度できてしまうと、治りにくいので厄介な場所です。
自分でなかなか見ることができないので、
背中をしっかり流したつもりでも、
シャンプーやボディソープを
きちんと落とせていない場合もあります。
こうした洗い残しがにきびの原因になってしまいます。
一方、汚れをしっかり落とそうとして、
浴用タオルやボディブラシなどを使って強く洗ってしまうと、
強い刺激は、にきびを悪化させて
しまうこともあるため、注意しましょう。
まず簡単にできるのが、
にきびを悪化させる要因を
取り除いていくことです。
髪がかかる部分はピンで止めたり、
短くしたりするなどして、
ヘアスタイルに注意してみると
いいかもしれません。
次に、スキンケアについては、
ゴシゴシ洗いは避け、
やさしく洗うように心がけましょう。
洗顔後は、化粧水などで肌を
しっかり保湿することも大切。
肌の乾燥は、過剰な皮脂分泌の
原因になるので、
保湿ケアを忘れないように注意しましょう。
また、ホルモンバランスも影響するため、
ストレスを感じないように、
リラックスすることが大切。
お風呂にゆっくり入ったり、
マッサージをしたりするなど、
心地良く感じる時間をつくるように心がけましょう。
強くストレスを感じる時期は
食生活が偏ってしまうこともあり、
肌に悪影響を与えることもあるため、
栄養バランスの整った食事を摂るようにしましょう。
とくにビタミンB2は皮脂の分泌を
抑えるはたらきがあるので、
ビタミンB2を豊富に含む納豆や
レバーなどを積極的に摂ったり、
サプリメントで補給したりするのもよいでしょう。
さらに、乾燥しやすい顎のスキンケアでは
保湿ケアがとても大切です。
洗顔後、化粧水などでしっかり
肌にうるおいを与えて、
ニキビのない綺麗な肌を目指しましょう!
代表/寺坂 紀子
大手エステサロン勤務を経て30歳で独立
2013年Meshie(ミーシェ)オープン
東京タワーや東京マラソン、㈱明治協賛
ビューティーイベントでエステ講師として実績多数
日テレ出演中 小顔美顔器開発・販売35億円
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